【Nexus 超活用 7】気になった雑誌記事や書類は無音カメラで撮影し「CamScanner」でPDF化

スマートフォンのディスプレイでは、B5やA4のプリントなどを確認する場合には、拡大表示してスクロールしながら読む必要があったが、Nexus 7なら、B5やA4でも十分確認できる。
オススメなのが、雑誌の気になった記事を取り込んでおくこと。職場や学校のロビーや図書室などに置いてある雑誌を見ていて、あとで仕事や趣味などで必要になるかもしれない、という記事を見つけたとき、毎回コピーするとお金がバカにならないが、スマートフォンカメラで撮影しておく分には無料だ。
必要になったとき、「ちょっと読みたい」くらいならNexus 7上で十分に確認できるし、「ガッツリ読みたい」と思った場合も、Nexus 7上で該当データを探せば、どの本のどのページに必要な情報があったのか見つけられる。「どこかで読んだ記事なんだけど、なんていう雑誌のどのコーナーだっけ……」なんて途方に暮れる心配はもうないぞ。


無音カメラと「CamScanner」で雑誌記事をPDF化する

職場のロビーや学校の図書室など、静かな場所でスマートフォンカメラのシャッター音が鳴ると迷惑だ。Androidでは、Playストア上で公開されている各種カメラアプリを使えば、シャッター音を消すことができる。シャッター音を無音化させたカメラアプリで、雑誌記事をどんどん撮影していこう。
撮影した写真を、スキャナーアプリ「CamScanner」に読み込ませると、自動でページ端が認識され、画像が真っすぐに整形される。さらに複数ページをまとめてPDF化し、定番のクラウド型ストレージサービスDropboxにアップロードすれば、Nexus 7や、PC上で記事を読めるようになる、という流れだ。


Camera ICS – Google Play の Android アプリ
CamScanner スキャンPDF作成 – Google Play の Android アプリ
Dropbox – Google Play の Android アプリ

シャッター音を消せるカメラアプリは複数あるが、例えば、Android4.0の標準カメラアプリをパワーアップさせた「Camera ICS」の場合は、設定項目として「サイレントモード」が用意されており、オンにするとシャッター音が消える

各ページを撮影したら「CamScanner」を起動。左下から2番目のアイコンで画像を取り込む。「Camera ICS」で撮影した画像を選択しよう

自動でページの端が認識されているはず。認識されていなければ、●をドラッグして調整する



「鮮明化」の処理を行う。好みにもよるが、照明条件が悪くなければ「鮮明化しません」で十分だ。照明条件が悪いので読みやすくしたい場合や、元の本が白黒の場合には、4種類のプロファイルから処理を選択するか、下部真ん中のボタンから、自分で明るさやコントラストを設定する

各ページを取り込み、最後にタイトルを付ける。雑誌の場合なら、雑誌名と年月、ページ番号を入れておくとよい

下部「PDF」ボタンでPDFファイルが生成される。生成されたPDFファイルが開かれそうになるが、特に開く必要はないので、戻るボタンで閉じてよい

このとき、本体内「CamScanner」フォルダに、「設定したタイトル.pdf」としてPDfファイルが生成されている

Dropboxに「CamScanner」などフォルダを作成し、その中にPDFファイルをアップロードしよう

アップロードしたPDFファイルをNexus 7で開く

Dropboxはクラウド型のストレージサービス。スマートフォンからアップロードしたファイルをNexus 7から開く、ということが可能だ。問題は、Nexus 7は外出時にはネット接続できない、ということだが、Dropboxアプリには、「お気に入り」登録を行っておくと、そのファイルをローカルに保存しておいてくれる、という機能があるから、この機能を使えばオフライン閲覧が可能だ。

アップロードしたファイルは、Nexus 7にインストールしたDropboxアプリからアクセス可能だ

A4までであれば、何が書いてあるかを確認するのは十分可能だ。コピーと比べると、どうしても文字の鮮明さで劣るから、じっくり読むには不十分かもしれないが、本文通り、ざーっと読んだり、どこに何が書いてあったかを探すために使うなら十分だ

Dropboxはクラウド型のストレージサービスなので、アップロードしたファイルは、PCからでも閲覧できる

Nexus 7へのダウンロードを自動化するには「DropSync」を使う

Dropboxアプリのオフライン機能は、「Dropboxアプリ上で操作をしないといけない」というのが面倒だ。例えば、外出先でスマートフォンでアップロード作業を行ったとして、帰宅後にNexus 7で「そのファイルをお気に入り登録する」という操作をしないと、翌日外出先でNexus 7からそのファイルを開くことはできない。
そこで、Dropboxとの自動同期を行う「DropSync」を利用する。「DropboxのCamScannerフォルダに新しいファイルが登録されたとき、そのファイルをNexus 7にダウンロードする」という処理を自動化させることが可能なのだ。この処理が寝ている間に自動で行われれば、翌日以降、外出先でNexus 7からそのPDFを閲覧できる。


Dropsync – Google Play の Android アプリ



スマートフォン、Nexus 7の両方に「DropSync」をインストールする。スマートフォン側では、本体内「CamScanner」フォルダとDropbox内「CamScanner」フォルダを、「Upload only」で同期させる。スキャンを行い、新しいファイルが追加されたらそのファイルをアップロードする、という自動処理だ。そして、Nexus 7側では、本体内「CamScanner」フォルダとDropbox内「CamScanner」フォルダを、「Download only」で同期させる。ファイルがアップロードされたら、そのファイルをダウンロードする、という自動処理だ

これで、新しいPDFファイルを作成したとき、スマートフォンは自動でそのファイルをDropboxにアップロードするようになった。そして、アップロードされたファイルは、Nexus 7がオンラインになったときに、自動処理によってNexus 7内に自動ダウンロードされる。以後はオフライン閲覧可能だ

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2012年10月26日12時00分 公開 | カテゴリー: 文書編集 | キーワード:, , | Short URL
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